ジャズをエレキギターで演奏 戸田絵理香さん

ギタリスト・作曲家

 戸田絵理香さん(25)は、ブルース、ジャズ、ロック、ポップス、ラテンなど幅広い音楽的バックグラウンドを持つ日本のギタリストだ。親が9歳のクリスマスにエレキギターをプレゼントしてくれたのがそもそもの始まりだった。小学4年生で周りにエレキを弾いている子はいなかった。これやったらめちゃくちゃかっこいいなと子供心に感動して熱中し、先生について練習、翌年、ビートルズのデートリッパーの出だしが弾けた瞬間に心と身体に電流が走った。

 2019年から東京でギタリストの牧野元昭に師事した後、日本でプロとしての活動を開始した。青山学院大学在学中の2022年にサンフランシスコ州立大学への交換留学プログラムに参加するため渡米。そこで多人種の文化と音楽的刺激を受けて帰国、卒業後にニューヨーク大学大学院ジャズ専攻のオーディションを受けて入学資格を得て再び来米した。学費は高いが、大学院生は学部生に音楽指導することで学費の大半を補填することができたので留学が可能だったという。今年5月にジャズ専攻優秀賞を受賞し、音楽修士号を取得した。

 「ニューヨーク大学では、世界的に活躍するジャズミュージシャンから直接指導を受けられたことに加え、国際色豊かな同期のミュージシャンたちと互いに刺激し合い、高め合えたことが、何よりの財産となっています」と話す。

 この10月に自身初のリーダー名義のシングル「Yakei(夜景)」をリリースした。親しみやすいブルースのメロディーに、ジャズの影響を受けた豊かなハーモニーを織り交ぜた作品だ。現在はアルバムのリリースに向けて、プロモーションにも取り組んでいるところだ。自分の音楽をより多くの人に届け、活動を広げていくことが、今の大きなテーマの一つだという。

 毎月のライブでは、ジャズからポップス、ロックまで、さまざまなジャンルのサポートギタリストとして、一般向けの公演やプライベートイベントにも出演。そして最近、特に力を入れているのが、今年1月に結婚した夫でありドラマーでもある Alon Benjamini とのデュオプロジェクトChotoLoco を率いており、2枚のシングル『Umi』(2025年8月)と『Catosphere』(同年10月)をリリース。 

 そして現在は EPやアルバムに向けた楽曲制作が完成間近となり、10 月には 4曲分のミュージックビデオを撮影するなど、リリースに向けて準備を進めている。横浜市出身。

 (三浦良一記者、写真も)