クイーンズで火災、日系食料品店も炎上

 ニューヨーク市クイーンズ区サニーサイド地区で12日午前7時20分ごろ火災があり、日系食料品店を含む商業施設の建物が炎上した。市消防署員200人余りで消火作業にあたり、午前9時過ぎには鎮火した。この火事で、クイーンズブルバードに面したネパールレストランが全焼、両隣のマーケットなど4店にも火が広がった。ネパールレストランと同じ建物で背中合わせとなっている日系食料品店、タイヨー・フーズも天井から火が回って店内に引火、商品や店内施設が火災の被害に遭った。消防士3人が負傷したが一般人の怪我人はいなかった。タイヨー・フーズのオーナーは「ネパール・レストランから火が回った」と本紙の取材に答え、消火活動で水浸しになった商品などを店外に出していた。大勢の日本人のボランティアが後片付けを手伝いにきていた。サニーサイド商店会では現在、火事の被害に遭った商店を支援する寄付サイト(https://www.gofundme.com/f/sunnyside-fire-relief-for-small-businesses)を立ち上げて応援している。消防署では詳しい出火原因などを調査している。

(三浦良一記者、写真も)