冨森士司、冨森士史兄弟 NYギャラリーOdoで個展

 香川県出身のアーティスト、画家の冨森士司(55)=写真右=、彫刻家の冨森士史(55)=同左=の2人の兄弟作家によるニューヨーク展「ザ・シンフォニア2026」が、マンハッタンのザ・ギャラリー・バイ・オド(西20丁目17番地、電話646・870・0383)で16日から始まった。19日作家2人がホスト役となりオープニングレセプションが行われた。

 兄の士司は、観たものは自分のうちに存在する創造力の源、あるいは、彼の本質と言っても良い。ビジョン、何かが生まれ出てくる場、宇宙のリズムと自分という生命体とが共鳴しあい、境界をも失う場、認識できるものとそうでないものがせめぎ合うような場を制作している。

 彫刻家の冨森士史は27年前、インスピレーションを受け日本の伝統技法、鍛金・鍛造により制作を始める。身体による打つ技法の自由と自在を得る事により、自己を凝視する眼を持つ。制作は「宇宙を表現する球体」。重力が地球にあることでそれに逆らう生命が進化したという仮説を形に投影しているのが特徴だ。鉄の持つ質感を残したまま表現した作品に多くの来場者が見入っていた。2023 第87回香川県美術展覧会 「立体」、香川県知事賞など受賞歴多数。展示は5月3日まで。     (三浦)