「生け花の音/四季」土佐尚子 ジャパン・ソサエティーで

光と色が作り出す瞬間美をファッションに融合させた作品(写真・三浦良一)

サウンド・オブ・イケバナ

 ニューヨーク・ファッションウィークに合わせて、ジャパン・ソサエティー(JS)で9日、NYと京都を拠点とするニューメディアアーティスト、土佐尚子による「生け花の音/四季」ファッションショーが開催された。四季をテーマにした4部構成で 春は生命の輝き、夏は祖先への祈り、秋は収穫の祝祭でドレスを彩り、冬は武士戦争を描いた名作『平家物語』の象徴的場面である篤盛の死を表現したシーンを電飾演出も交えて上演した。 

 土佐は、日本美の形を先端技術の超高速シャッターで撮影した瞬間造形で表現する「カルチュラル・コンピューティング」の提唱者。肉眼では見ることができないリアルの姿と色をファッションに乗せた先駆者。1991年AIによる感情音声対話Neuro-Babyで工学博士(東京大学)。MIT Center for Visual Studies でArtist Fellow終了後、京都大学特定教授。ニューヨークとの出会いは、リアルタイムで音を生成した初期作品『表現』(1985年)がニューヨーク近代美術館(MoMA)のコレクションに収蔵されたこと。