プロに聞く、生き生きEATS（イーツ）
元気と美味しいを求めて料理の達人が腕を振るう （10）
今月は、本紙連載アートクッキングのコーナーでお馴染みの料理研究家、千葉真知子さんにフライパンで簡単に作れるごぼうと鰻の春巻きと、千葉さんが開発して、２０１９年に米国でザ・ベスト・オブ・ジャウスウエア賞を受賞した電子レンジ用調理鍋「クック膳」を使って普通なら時間と手間がかかる高級魚のきんきの煮付けとスペアリブの２品を、簡単に作る秘訣を紹介していただいた。
【ごぼうと鰻の春巻き】
相性のよい牛蒡（ごぼう）と鰻を春巻きの皮に包んで揚げるのではなく、オリーブオイルで焼くヘルシーな春巻きです。夕食のおかずにそしてパーティーのオードブルにいかがでしょう？オリーブオイルで焼くためにあっさりしていますので食がすすみます。鰻の代わりに穴子でも美味しくいただけます。
材料（10本分）
春巻きの皮 小10枚
牛蒡 1本 100g
鰻かば焼き 1/3尾 50g
大葉 10枚
オリーブオイル 大さじ５
作り方
１ ごぼうは包丁で笹がきにし、水にさらしてあく抜きをします。ざるにあけて水分を十分に切る。
２ ウナギは5ミリ幅に切る。
３ 春巻きの皮を広げ、大葉をおいて、ささがき牛蒡、鰻をのせて手前から巻いて
いく、端の部分に水をつけてしっかりと巻く。
４ フライパンにオリーブオイルを入れて火をつけ、
油が熱したら、春巻きを入れて両面きつね色になるように焼く。油をきって器に盛る。
【きんきの煮つけ】
（クック膳使用の場合）
お鍋で煮るのに比べて調味料が少なく、煮崩れの心配がなく、お魚に味がしっかりと染み込んだ美味しい煮魚を作ることができます。きんき以外のお魚でも大丈夫。
材料
きんき 1尾（約250g）
しょうがスライス ５枚
A
しょうゆ 大さじ3
みりん 大さじ2
酒 大さじ2
砂糖 大さじ1
作り方
1 きんきはさっと水洗いをし、うろこを包丁で取り除く。
2 クック膳に1のきんきとしょうがスライス、Ａの調味料を入れて、中蓋を[閉める］の位置にセットし、外蓋をして電子レンジで4分加熱する。
※クック膳がなくても調理ができます。調味料の加減は異なりますので好みに応じて調整してください。
【ポークスペアリブ】
（クック膳使用の場合）
ポークスペアリブは、アジア、欧州、アメリカのイベントでデモンストレーションをした時の一番の人気レシピです。お味は保障つき本格的なおいしい肉料理です。適度な焦げ目がつくので、香ばしく作った方が必ずはまってしまう味です。
材料
骨付き豚肉 5から6本 500g
にんにく 2片
たれ
ケチャップ 大さじ4
しょうゆ 大さじ2
砂糖 大さじ2
作り方
１ クック膳ににんにくスライス、骨付き豚肉、たれの材料をいれ、中ふたを閉めるの位置にし、外ふたをして電子レンジで13分加熱をする。
※クック膳がなくても調理ができます。調味料の加減は異なりますので好みに応じて調整してください。
【千葉真知子】
料理研究家。これまで世界初の商品を多数開発している。そのなかでもロングセラーを誇るクック膳（電子レンジ用調理鍋）は、2019年に米国においてthe best of housewaresを受賞。電子レンジで簡単においしくできる和菓子の型シリーズも、日本プラステック協会より最高賞を授与されている。現在は、さまざまな企業のコンサルタントとしても活躍中で、パリの名門コルドンブルー料理学校や各地の調理師学校における指導経験をいかし、レストランのメニュー開発や料理指導なども行っている。
記事に関する問い合わせは
千葉真知子クッキングスタジオ
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