現代ウォーホルを感じる店

70年代のエネルギー再現 ザ・ファクトリー380

 ポップアート界の巨匠アンディ・ウォーホルのスタジオを再現したバー兼レストランがこのほど、グラマシー地区にオープンした。
 同店「ザ・ファクトリー380」(3番街380番地)は、かつてウォーホルが作品制作兼仲間たちとの交流の場としていた「ザ・ファクトリー」と、ウォーホルら著名人たちが足しげく通った伝説のディスコ「スタジオ54」から発想を得ており「ニューヨーク市1970年代のナイトライフのエネルギーを思い出させる」という。
 壁は、スタジオ54に集うウォーホルほかジョン・レノンやボブ・ディランなどの写真、明るいピンクで落書きされたウォーホルの言葉で飾られている。
 食事のメニューは、ナスのパルミジャーナのフライや四川風手羽先、ラム・バルバッコアのタコスなど、人種のるつぼのニューヨークらしい料理が並ぶ。ジン・ベースのカクテル「33USW」は、ウォーホルのスタジオがあったユニオン・スクエア・ウエスト33番地に因んでいる。また、若い人たちにさらにウォーホルを知ってもらおうと、グラフィティやスケッチのクラスも計画しているという。詳細はウェブサイトthefactory380.comを参照。