編集後記

編集後記

 みなさん、こんにちは。アメリカの国立公園を管轄する米国内務省が、訪問者数の多い国立公園11か所において外国人向け料金を施行しました。今年1月1日から、対象の国立公園を訪れる外国人観光客は入園料に加えて、16歳以上の外国人(アメリカ非居住者)来園者ひとりあたり100ドルの追加料金が徴収されています。追加料金は、国立公園の維持管理、施設の改修、サービス向上に充当されるそうです。対象となるのは、アーカディア国立公園、ブライスキャニオン国立公園、エバーグレーズ国立公園、グレイシャー国立公園、グランドキャニオン国立公園、グランドティトン国立公園、ロッキーマウンテン国立公園、セコイア・キングスキャニオン国立公園、イエローストーン国立公園、ヨセミテ国立公園、ザイオン国立公園で、日本人にも馴染みのある国立公園で、アメリカ滞在中に国内旅行で訪れたことがある人も多いでしょう。オーバーツーリズム対策とのことですが、国立公園が悲鳴を上げるほど外国人が訪米しているとは思い難いです。

 先日、ワシントンDCのケネディーセンターに、勝手に自分の名前を冠につけたトランプ大統領に批判が出たことへのしっぺ返しかどうかわかりませんが、今週月曜日になっていきなり大統領は同センターを2年間閉鎖すると発表しました。改修工事をするためだそうです。向こう2年間先まで決まっていた舞台公演などは全てキャンセルだそうでなんだか関係者がお気の毒です。政治がどんどん厳しい方向に行っているように大方の人は感じているのではないでしょうか。

 そんな世の中でも明るいニュースもありました。米国のアイビーリーグで名門大学のひとつイェール大学が1月27日、学部新入生を対象に、世帯年収20万ドル未満の家庭の学生の授業料を全額免除すると発表したのです。さらに年収10万ドル未満の家庭では、授業料に加え、住居費や食費など大学生活に伴う関連費用も無償とし、この新制度は今年の秋学期入学者から適用され、年間9万ドルを超えるとされる同大の学費負担を大きく軽減するもとになります。受験の門戸が広がる話題で、ニューヨークタイムズ紙も詳報しています。
https://www.nytimes.com/2026/01/27/us/yale-free-tuition.html?searchResultPosition=1
イェール大学によると、新制度により米国世帯の約80%が授業料無償の対象となり、全米のほぼ半数の世帯の学生が、授業料だけでなく生活費も含めた「完全無償教育」を受ける資格を得るという。日本人も挑戦してみたいと思うのではないでしょうか。

 生きていれば、いいことも悪いこともありますが、何か目標に向かっている時が人間一番幸せなのかもしれませんね。きっとその時の自分は、目的以外のことは、かなりどうでも良くなるので、あまり悲しい思いをしなくてすみそうだからです。紙面も同じです。現実を直視してばかりいる新聞だと読んでいて疲れるので、ホッと息のつける箸休めのような囲み記事なども散りばめてレイアウトするのが基本だと昔教わりました。毎日の生活にも当てはまりそうです。それでは、みなさんよい週末を。(週刊NY生活発行人兼CEO、三浦良一)