ブルックリンで起業の塩野さん
ビール醸造1周年祝う
ニューヨーク初の日本人によるクラフトブリューワリー、「ソルトフィールズ・ブリューイング」が12日、創業1周年パーティーをブルックリンのパブリックレコード本社2階で開催した。再開発が進むブルックリンのゴワナスの醸造所で契約醸造し、カルロース米を使ったライスラガーの詰めたての缶ビールを自分たちでデリバリーしたのが始まり。発売から1年で市内のレストランやバー、小売店、そしてニューヨーク市内全店舗のホールフーズでの展開が決まり現在取引先は170社あまりに拡大している。
(写真上)創業者の塩野さんと妻の優美さん(写真・三浦良一)

創業者の塩野裕樹さんは特に酒好きではなかったが、ビール好きの妻の優美さんに勧められて飲んだローカル産のビールの美味さに開眼、地元のブリューワリーに飛び込んで1年間、雇われる形で醸造を学んだという。
「米麦酒」と缶に寄席文字で書かれたシグネチャーは、20世紀初頭にカリフォルニアに渡った日本人移民が広めた中粒種のジャポニカ米を使っている。ドイツ産のビルスナーモルトをベースに白麹を少量加えて醸造した。会社名のソルトフィールズは「塩野」を英語読みにして付けた。日本にも既に出荷し、売り切れ状態の人気ぶり。ほのかな酸味で爽やかな味わいだ。キンキンに冷やすことで本領を発揮するそうだ。来月から中国にも輸出を開始し、年内に新しいフレーバーもリリースするという。塩野さんは「今後の展開はゆっくり焦らず Saltfieldsを育てていき、近い未来自分の工場兼Tap roomをもつことです」と話している。

