編集後記

編集後記

 みなさん、こんにちは。 ニューヨークのナイトライフはオペラやミュージカルと華やかですが、ジャズもまたNYならではのエンタメアートです。イーストビレッジに蘇った伝説のジャズクラブ、ファイブ・スポット・ジャズ(東9丁目231番地)もそれの一つで、2日夜、ゴールデンウイーク日本週間特集としてボーカリストのMonday満ちるとそのトリオがライブ公演しました。2部構成で一部では母で世界的なジャズピアニストの秋吉敏子と夫のサックス奏者ルー・タバキン夫妻が客席で見守る中、秋吉が最後に弾く定番のHIROSHIMAを披露し、秋吉が涙する姿もありました。満ちるは、自身のアルバムから「ミステリー・オブ・ザ・ライフ」などを熱唱しました。

 同店は、1950年代後半にNYダウンタウンにあったジャズクラブ、ファイブ・スポット・カフェを甦らせたいと、市内で手広くレストランを経営するTICグループの八木ボン社長が、普段は同社が営業する「ハイカラー(Hi-Collar)」を特定の夜に照明を落としてライブ音楽を響かせてジャズクラブとして復活させたものです。スタイリッシュでコンパクトな和風カフェで、最高級のコーヒー、オムライス、厳選された日本酒やウイスキーを提供しています。


 ジャズベーシストの中村照夫やトランペットの日野皓正、日本を代表するジャズ・ギタリストの川崎燎らが演奏したかつてのジャズスポットを再現した店で演奏を聴くのもよし、演奏をするのもよし、歌うのもよし。ビレッジ・バンガード、ブルーノート、スモールズはじめ、特にニューヨークで活躍している多くのジャズミュージシャンにとっては演奏披露できるベニューがまた一つ加わったと言えるでしょう。 それでは、みなさんよい週末を。(週刊NY生活発行人兼CEO、三浦良一)