NYタクシー運転手連合
車両500台に設置
NYタクシー運転手連合組合(NYSFTD)は7月22日、料金支払い拒否や自損事故を偽装した保険金詐欺の対策として、新たなイニシアチブ「オペレーション・ブライト・アイズ」を始動した。タクシーを狙った組織的な保険金詐欺行為の被害額は10億ドルにのぼる。同組合は車載カメラのディスプレイライド社、商業用自動車保険のアメリカン・トランジット・インシュランス社、クイーンズを拠点とする保険ブローカーのNYABブローカレッジと提携して資金を調達し、車両500台の前方、後方、車内に監視カメラを設置する。監視カメラ1台の市場価格は約250ドルだが、同プログラムに登録する運転手は少なくとも最初の1年間は無料で設置でき、将来的に10万台の車載を目指している。
運転手が偽った事故や傷害の被害で訴えられた場合に、ドライブレコーダーに収録された動画が証拠として提示できる。同組合によると、タクシー事故の70%は詐欺行為だという。同組合広報担当のフェルナンド・マテオ氏は「長年にわたり強力な犯罪組織に加担する弁護士、医院、詐欺師たちが、タクシー運転手や保険会社に不当な請求をすることで帝国を築いてきた。自衛のために拳銃や刃物を所持できないため、監視カメラを武器に真実を究明する」と話している。

