大谷さん、重光さん NYでココロの元気熱弁

NY生活プレス社主催講演会

 本紙で11年間コラムを連載中の人材育成・地方創生スペシャリスト、志縁塾代表の大谷由里子さんと、NYを含む国内外で750店舗以上を展開する熊本の「味千ラーメン」を運営する重光産業代表取締役副社長の重光悦枝さんの講演会が6月26日夜、グローバルラボで開催された。同講演会は、世界各地で活躍する女性たちに交流の場を提供する活動を日本で行う団体「グローバル女子会」の理事でもある2人が来米するタイミングに合わせ、ニューヨーク生活プレス社が主催した。
 はじめに重光さんが自身がNY州北部レークプラシッド近くの大学に留学、卒業後にNYで仕事を得て、さあアメリカで頑張ろうと思った矢先に創業者である父親が末期がんで倒れ、志半ばで帰国して弟と共に同社を継いだ経緯を話した。味千ラーメンのイメージキャラクター「チイちゃん」のモデルでもある重光さんは、家業を継いだあと、父親の悲願でもあった海外進出に力を入れた。熊本に新幹線が通ったことを祝い、「AKJ1000(味な熊本、熟女1000人)」でもてなす大イベントを準備していたら熊本地震が起き中止になったこともあり、予期できぬ事態が起きても直ぐにリカバリーできるよう常にココロを元気に保つことを大切にしていると語った。
 続いて、その重光さんに「師匠」として紹介された大谷さんが登壇。NYでの講演は9年ぶりとなる大谷さんは、ベストセラーになった『はじめて講師を頼まれたら読む本』の著者で、日本で「全国講師オーディション」も主催する講演のプロ。「ココロの元気のつくり方」「モチベーションマネジメント」をテーマに展開した。小学生の時に父親の仕事の都合でテキサスで4年間暮らした時、英語もできないのに機転を利かせて乗り切った話。男女雇用機会均等法が制定される前の就職活動で苦戦しながらも、「打たれ強そう」という理由で採用された吉本興業でがむしゃらに働き、次々に売れっ子芸人を輩出、後に「伝説のマネジャー」と呼ばれた大谷さんは、モチベーションを高める極意を語った。どんな職場でも与えられた仕事をこなすだけではダメ、自分が何をしたいかを考えて動く。また、コミュニケーションを大事にしてプラスの言葉で常に場を笑顔にすることが大切と語った。自身が27歳の時に起業した会社が、事業が大きくなり人が増えたらスタッフ一人ひとりが能動的な会社から受動的な会社に変わった失敗談や、取引先の企業で若いスタッフとの考え方のギャップに困るマネジャーらに違いを受け入れコミュニケーションを高めるコツを伝授した話などを例に、プラスになる言葉、笑顔になる行動で、周囲も自分もココロを元気にできると話した。当日会場に集まった30人の参加者にも、偶然隣に座った人同士、ハイタッチで「イェーッ!」と盛り上がらせてみたり、互いの共通項を20個見つけさせてみたりと参加型の講演で、さまざまなバックグラウンドを持つ参加者に一体感が生まれるような講演会だった。
 講演会終了後は会場で講師と参加者それぞれが交流できるような時間もあり、2人の講師とはもちろん、参加者同士の縁も新しく生まれるイベントとなった。