編集後記 9月19日号

■【編集後記】
  みなさん、こんにちは。ニューヨーク市では拳銃発砲事件のみならず殺人、強盗、強姦等の重大犯罪の件数が昨年よりも増加しています。ニューヨーク日本総領事館が11日、在留邦人に注意を喚起しました(本紙今週号4面に詳報)。また、市内の交通事情についても交通量は昨年より少ない一方で、車の速度は早くなっており、交通事故も昨年よりも増加しているそうです。確かに、私の深夜の退社時間、ランボルギーニみたいなスーパーカーが夜中にタイムズスクエアから連なってウエストサイドハイウエーの方に爆音と共に何台も走っていくのを見かけました。街道サーキットになっているらしい。ニューヨーク市警察(NYPD)によれば、今年8月中におけるニューヨーク市内の犯罪発生状況は、拳銃発砲事件は242件で、前年の91件から166%増加していいます。被害は郊外にも広がっていて、ウェストチェスター郡においては自動車の盗難が急増しています。日本人が多いスカースデールでは、昨年同時期に比べて2000%、ママロネックでは600%、ライブルック1200%、アーヴィントン400%の車両盗難数の急増が報告されています。今年1月から8月までの同郡での自動車盗難件数は、ライで23件、スカースデール21件、ハリソン19件。路上駐車の日本車、高級欧州車など転売価格の高い車が狙われているようです。窓ガラスを割られて盗難されることが多いため、ハンドルバーロックなどを装着して、直結点火でエンジンをかけても運伝できないように防御するとか、アラームを付けるとか比較的シンプルな防犯対策だけでも路上駐車の盗難被害から十分免れることができるそうです。当地で車を運転されている方、ご用心です。それでは、みなさんよい週末を。(「週刊NY生活」発行人兼CEO三浦良一)