米人教師日本へ派遣

NY日商主催で33回目

 ニューヨーク日本商工会議所(JCCI、和田知徳会頭)が主催する米国の教育関係者を日本視察旅行に招待する第33回US・エデュケーターズ・プログラムの訪日オリエンテーションが16日夕、日本クラブで開催された。パンデミック明け4年ぶりの再開で、今年はニューヨーク、コネチカット、ニュージャージー州から16人の米人教師が7月1日から14日までの2週間にわたり訪日する。

 一行は東京、広島、大阪、京都、金沢、白川、高山に滞在し、海外子女教育振興財団(東京)や、日本の小学校(東京と京都)、中学校(広島)、高校(大阪)の学校訪問やホームステイを体験する予定。随行としてJCCIの前田正明事務局長が団体の訪日に全行程同行する。オリエンテーションに先駆けて日本クラブで開催されたレセプションでは、日本観光局(JNTO)、全日空、JTBの同プログラム関係各社が参加し、ニューヨーク日本総領事館の遠藤彰主席領事とJCCI地域関係委員会の猪又正大委員長(KPMG米国統括パートナー)が祝辞を述べた。

 訪日教師団の団長を務めるブルックリン学校区モーリス・センダック・コミュニティー学校のワンダ・エリザベス・ギャラウエー校長は「長年にわたる当地からの米人教師派遣プログラムが、地域の日本語教育に携わる教師や日本人子弟の教育に対する理解を深めることに寄与してきていると思う。今年のプログラム再開で、日本の干支の兎に習って日米交流が紳士的で情熱を持って推進できるよう訪日体験を将来に役立てたい」と語った。

(写真)訪日予定の米人教師と随行の前田事務局長(後列左端)