第1回焼酎カクテル・コンペティション開催

蕎麦焼酎「十割」
「雅」全田さん優勝

 イーストビレッジのバー、ミスター・パラダイスで6日、第1回焼酎カクテル・コンペティションが開かれた。46人の応募者の中から6日の最終審査には最終選考に残った13人が参加した。
 優勝したのはマンハッタンの高級寿司レストラン「雅」の酒ソムリエ・全田将さん。母親が日本人、父親はルーマニア人でインドネシアで育ったという。バーテンダー歴は8年。全田さんが作ったのは、蕎麦焼酎「十割」を使ったカクテル。全田さんは「気合いを入れて作った。優勝できて本当にうれしい。ニューヨークではアルコール度が低いカクテルが人気になってきている、焼酎はそのポジジョンにある」と笑顔で話した。
 同コンペティションを企画したのは焼酎を日本から輸入している輸入業者のニューヨーク共同貿易、スカーニック・ワインズ、ネハン・スピリッツの3社。3社が扱う焼酎メーカー、高橋酒造、三和種類、宝酒造、薩摩酒造、柳田酒造、黒木本店、宗政酒造の7社がそれぞれ出資して主催した。   
 審査員のひとりニューヨーク総領事の山野内勘二大使は、「新しいカクテル作りに挑む参加者の情熱とそれぞれのコメントに感激した」と話した。同コンペティションは日米交流事業「Japan 2019」の一環。(石黒かおる、写真も)