パラソルの花咲くジャパンフェス

鬼そばがPOP UP店

 ラーメンや和牛など、人気の日本の食べものをニューヨークの街のワンブロックを使って提供する野外イベント、ジャパンフェスが3月23日、イーストビレッジで開催された。当日は朝から生憎の大雨だったが、それでも会場には傘をさして大勢の市民が訪れた=写真上・ジャパンフェス提供=。Jスペックの和牛やカールスボールのたこ焼きなど200種類以上の日本食が軒を連ねた中で今回注目を集めたのは、過去3回、同フェスのラーメンコンテストで優勝した鬼そばだった。傘をさしながら買い求めるニューヨーカーが美味しそうに食べていた。当日は大雨にもかかわらず1日で300食が出る人気だった。鬼そばの人気の秘密は、海老味噌ラーメン。オマール海老の深い味わいと、手間暇かけたスープの調理法はこだわり抜かれた味。店主の「HEY!たくちゃん」は、アゴモノマネ芸人の傍ら、日々ラーメン作りに情熱を傾けている。「普段なかなか食べられないものと出会う場を提供したい」との思いで、手頃価格で提供しているのがウケている。

 同店は現在、4月20日まで、グランドセントラル駅近くのうまみギャラリー(東45丁目156番地、レキシントン街と3番街の間)でラーメンのポップアップストアを営業している。値段は10ドル。連日ビジネスマンたちが買い求めている=写真左=。