焼酎カクテルNYのバーで

全米カクテルコンテストも開催

宮崎県赤魔王を使用、ボウイさん優勝

 鹿児島酒造組合、宮崎、大分、熊本県の4県が合同し、全米のトップバーと提携してニューヨーク、シカゴ、ワシントンDC、オースティン、サンフランシスコの各地で全米初の「焼酎カクテル・ウィーク」を今月14日まで開催している。

 ブルックリンのバー「ごとう二番」では7日、焼酎カクテルコンテストが開催され、全米から116件以上の応募の中から最終選考に残った7人が腕を競った。優勝したのは、デッド・ラビット(NY)のバーテンダー、イダン・ボウイさんが、宮崎県の焼酎「赤魔王」を使って作ったカクテル「レッド・クレイ・バンブー」だった=写真右=。同焼酎を全米にディストリビュートするクラモトUS(本社カリフォルニア州トーランス)の下村琢哉副社長は「赤芋から作ったフルーティーな赤魔王の多様性を見事に引き出したカクテルで今後の米国での焼酎の発展に期待したい」と話した。

 ニューヨークのバーごとうでは、 iichikoの麦焼酎「彩天」をベースに蒸留酒メスカル、レモン、ライム、セロリを加えた「Koji-San」、芋焼酎に紫芋のピューレ、ラムを加えナツメグで香り付けした「Murasaki」、米焼酎に炭酸水を混ぜガリを加えた「白米ハイボール」の3種類を提供している。そのほか「エンジェルズ・シェア」の名バーテンダーである渡邉琢磨氏がこの3月末にオープンする「マーティニーズ」でも焼酎カクテルを披露する。カクテル週間参加店、提供メニューの詳細はhttps://shochu.guide/shochu-cocktail-weekを参照する。

(写真上)優勝し日本行き航空券を手に喜ぶボウイさん(左端)