人影失せたチャイナタウン

いつもは大勢の歩行者で賑わうチャイナタウンの繁華街モット通り。週末の昼時にも関わらず人影が極端に少ない(2月8日正午、写真・本紙 三浦良一)

CDCは顔マスクのコミュニティーでの
予防的使用奨励しない

 世界保健機関(WHO)の担当者は4日、新型コロナウイルスについて「必ずしもマスク着用は感染予防にはならない」と述べた。手洗いの方が効果的だという。一方、ウイルスに感染した人は、流行を広げないためにマスクをすべきだと指摘した。
 専門家の間では、家族が看病する場合など、近くで症状がある人の飛沫(ひまつ)を浴びる可能性がある場合には、マスクも一定の効果があると考えられている。しかし野外などでは、マスクでは十分には予防できないとの意見が一般的だ。しかし、日本人は、予防のためにマスクをするという意識が強い。欧米では病気の人が他人に移さないようにするためにする物という認識が強いため、マスクをしていた東洋人の女性がマンハッタンのグランド駅地下鉄ホームで黒人男性から傘などで襲われ「病気女!」と暴言をはかれて殴られる事件も発生している。その様子が動画で流れ大きな波紋を呼んでいる。

クイーンズ区フラッシングで(1月28日撮影)

CDC does not recommend that people who are well wear a facemask to protect themselves from respiratory viruses, including 2019-nCoV.

 米疾病センター(CDC)は新型コロナウイルスの予防として顔につけるマスクを奨励していない。マスクはコロナウイルスに感染した人やその徴候のみられる人がするべきもので、これは他人に感染のリスクを負わせないようにするためのもので、感染者との濃厚接触する可能性のある医療従事者にも必要としている。(CDCのホームページより)