SUPER BOWL 写して半世紀

スポーツフォトグラファー
タック 牧田さん(86)

 3日アトランタで第53回スーパー・ボウル(LIII)が行われた。アメリカのプロスポーツを代表する年に一度の大イベントだ。プロ・フットボールNFL32チームで構成するAFCとNFCのチャンピオンチームの対戦。過去53回開かれた大会で、通算51回、スポーツカメラマンとして撮影し続けている元関学大選手でシアトル生まれの写真家、タック牧田さん(86、ニュージャージー州在住)が、今回の試合の写真とグラウンドから見た試合展開を送ってきた。
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「私には51回めのスーパー・ボウルだった。3人いた全回撮影のフォトグラファーは1人が病気で欠場したので2人となった。私はその次であり、レジェンドの一人だとか。         
 例年見る華やかなオフェンスではなく、鉄壁のディフェンスのフットボール ゲームであった。
 二週間前のチャンピオンシップで攻撃力で勝ったAFC代表ペートリオッツ、 NFC代表ラムズ共に終盤まで得点できなかった。アメリカで一億以上、世界中で数億の視聴者には、ややつまらないゲームと見えただろうし、現場のフォトグラファー達もつまらなかったと見えただろうが、50余年、1100余りのゲームを写した私には、これはこれで歴史に残るゲームと見えた」(原文まま)。