グラミー賞に輝く日を夢見て

シンガーソングライター

AYAKAさん

 シンガーソングライターAYAKA。本名は山本彩加。1988年8月生まれ。大阪出身。幼少期からクラシックピアノを始め、高校では軽音楽部に所属、部活の大会を通してステージで歌う事、歌で人の心を動かす事が出来る楽しみを知り、シンガーとしての道を志し、音楽専門学校へ進学した。専門学校を卒業後、アーティスト活動を中心にボイストレーニング講師として音楽教室にて勤務しながら関西を中心にライブハウスなどでのイベントに出演してきたが、2014年4月、日本での活動に限界を感じ、活動拠点をニューヨークへ移した。

 当地では、リゾート・ワールドカジノ、SOBs、シュガーバーなどでパフォーマンスを精力的に行ってきた。3年前に知り合いの勧めで英語での作詞に興味を抱き、ソングライターとしての活動を開始した。

 音楽家としての活動経歴は、2006年 近畿地区軽音楽系コンテスト「We are sneaker ages」にて大阪府教育委員会賞受賞。2010年8月 NHKのど自慢泉大津市大会で優勝も。来米翌年には在ニューヨーク台湾領事館で行われた「ニューヨークへの留学生歓迎イベント」でパフォーマンスしたほか、16年9月 ニューヨーク、ハーレム地区にてワンマンライブ、18年10月 ファーストEP「Miracle/Dreams」をリリース、そして今年5月にセカンドEP「My story」をリリースした。

 現在新たなブームとなっているレコード(ビニール版と米国では表記)での新曲リリースに向けて同時進行中の毎日だ。今回の新曲では、現在の自身の生活と理想の間で生まれるジレンマを歌っている。レコードでのリリース予定の楽曲では自身の亡き父への思いを歌っている。新曲は年内リリース予定、レコードは来年初旬リリース予定だ。

 将来の夢は何かと尋ねると、すばり「グラミー賞受賞を実現したいです」と夢は大きい。これからは、日本国外で現地の言語で活動する初の日本人シンガーソングライターとして、多くの人たちに音楽を届けたり、現地でのTV・映画・コマーシャルなどのタイアップ、コロナ収束後にはイベント出演など様々な結果を残していきたいと思っている。

 「たくさんの方々へ日本のコミュニティを飛び出して、幅広い層の人たちと音楽活動を行う事の楽しさや厳しさ、年齢はもちろん関係なく、継続して努力していれば必ず成果となるというメッセージを届けたいです」と語る。それは自分自身に対するエールでもある。(三浦良一記者、写真も)