ハンターカレッジで日本語学ぶ学生たちが茶道披露

 ニューヨーク市立大学ハンターカレッジの日本語プログラムを履修している学生たちによる「茶道体験会」が6日、同大で開催された。このイベントは、同プログラムの今季の授業で茶道を受講した学生が、自分たちが学んだお点前を一般に披露する目的で行われたもので、約80人の参加者が集いお茶会を楽しんだ。訪れた参加者に対して、茶道の作法のみならずその歴史や心得、精神性なども交えて生徒たちが詳しく説明をし日本文化を紹介した。

 この日はじめて本格的な茶道を体験した同大学の卒業生でありJapan Exchange and Teaching(JET)で6年間日本で英語を教えた経験のあるワン・ウーさん(36歳)は「抹茶は好きだったが、このように本格的な儀式でお茶を飲んだのははじめて。ひとつひとつの所作に意味や背景があってとても興味深かった。日本文化はもともと好きだったが、奥が深い茶道の文化をもっと知りたくなった」と話した。

 裏千家茶道を学び、同大学で講師を務めるフィリップ・ハファティ宗建氏は「今後もこの日本語プログラムの茶道クラスを通じてもっと多くの皆さんにニューヨークで茶の湯の良さを知っ

てもらいたい」と述べ、来期も継続して茶道プログラムの内容を充実させていく予定だ。またこのコースに加え、来学期から2017年に茶道コースを開設したコール阿部真理宗真氏による中級講座も併講される。

 ハンターカレッジはマンハッタンに所在する都市型公立総合大学で、今学期からニューヨークエリアでは初めての日本語日本文化プログラムが専攻できるようになった。

 また、米国でも9校ほどしか認められていない茶道で単位が取得できる大学の一つでもある。同校では今後も日本文化の発信と若い世代の国際的な文化交流に力を入れていく方針だ。