作詞、作曲、編曲、アートワーク、ミュージック・ビデオ(MV)のプロデュースまでを手掛けるクリエーターの紫 今(むらさき・いま)さん。新曲「New Walk」が4月から日本のテレビ東京系列で放映されるTVアニメ「左利きのエレン」のエンディングテーマ曲に起用される。MVの撮影のためにニューヨークを訪れた紫さんに話を聞いた。
Q 紫 今さんが感じたニューヨークの印象について教えてください。
紫 今:ニューヨークに来たのは初めてです。行く場所によって違う顔を持っている街だなと。いろんな文化が混沌として存在しているというイメージはありましたが、思っていたより、ちょっと歩いただけでエリアによって全然違う。一言では言い表せない場所だと思いました。
Q:紫 今さんのミュージシャンとしてのバックグランドを教えてください。
紫 今:父がアフリカの楽器ジャンベ奏者で、ニューヨークにも10代の頃に訪れて、ストリートライブをやっていました。母はゴスペルをやっていました。アフリカ音楽、ジャズ、ソウル、ファンク、ゴスペルとブラック・ミュージック全般を両親が好きでアフリカの国歌をカバーしたりしていました。4歳頃から、家族でジャンべと歌だけのバンドでセッションを行ったりしていました。
Q:新曲「New Walk」について教えてください。
紫 今:「New Walk」は和訳すると「新しい歩み」です。自分の人生を振り返ったり、自分の存在って何なのか、生きる意義とかを探しに行く初めの一歩の意味での新しい歩み。そんな想いを込めた曲です。私は幅広いジャンルの音楽のルーツを抱えているのでニューヨークの街とそこが通じる。いろんなルーツを背負ったいろんな人種の人たちが生きて、住んでいる街なので。「New Walk」は様々なジャンルの要素が絡みあっている私の中の一番真ん中の曲です。ザ・ニューヨークをイメージして書いたら、日本人が考えるニューヨークになっていたと思う。実際初めて来てみて、ちゃんとニューヨークに合った曲に自然となっていたなと思いました。
Q:「左利きのエレン」への紫 今さんの想いは。
紫 今:この作品は主人公が2人。一人は日本でライバルと切磋琢磨、もう一人がエレンでニューヨークでアーティストとして葛藤する。2人に共感して自分じゃないかなと思う瞬間もあり、2人を救いたい気持ちで歌詞を書くうちに、自分に似ている人を救うことは、過去の自分を救うことになると。23歳の人生のタイミングでこの曲を書けるインスピレーションを与えてくれた「左利きのエレン」という作品に運命を感じました。ニューヨークが舞台の作品なので、今回、是非、モチーフであるニューヨークでMV撮影をしたいと思い、アニメの聖地巡礼的な意味合いも兼ねてニューヨークを訪れました。(インタビュー:石黒かおる)
写真提供: © Sony Music Labels

