アフタヌーンティーのお供に紅茶占い

 東京は、桜の開花が例年よりも遅くなりましたが4月に入って春真っ盛り、急に温かくなりました。わが家の庭の花々も勢いを増して鉢からこぼれそうなくらい色とりどりに咲いています。今回は、沢山の花に囲まれたテーブルでおうちアフタヌーンティーを楽しみましょう。アフタヌーンティーのお供に紅茶占いはいかがですか? ヴィクトリア時代にイギリスで発祥し、19世紀後半から20世紀前半にかけてアメリカやカナダなどの北米やオーストラリアでも流行した大衆文化。あの「ハリー・ポッター 〜アズカバンの囚人〜」でも紅茶占いの授業の場面がでてきますね。 

 19世紀、誰もが気軽に紅茶を飲めるようになったこの時、飲み終えたティーカップの中に残った茶葉で運勢を占う「紅茶占い」が流行します。さぁ、今日はティータイムに願いを込めて。紅茶で占う私たちの未来は??

 ◆ネルロスカップ◆

 1904年英国のデザイナーネヴィル・ロス女史が考案。のちに英国のエインズレイ窯で制作されたネルロス占いカップ。2018年に6色展開で復刻。アンティークのものもたくさんありますが、高価なものが多いので手軽に楽しむには現行品のこちらが手に入れやすいものだと思います。本来紅茶占いのカップは記号だけでなくトランプが描かれていたりさまざまなものがあります。

◆Barns&NobleのFortune Telling Cup◆

 アメリカでは、有名な本屋さんバーンズ&ノーブル(Barns&Noble)で紅茶占いのカップが発売されていました。現在はアンティークショップやオークションサイトなどで見かけます。私が最初にこの占いを知ったのも実はアンティークショップで出会ったBarns&Nobleのティーカップでした。占いの方法を解説したミニブックがついているのでそれを見ながらみんなでワイワイと盛り上がる楽しい遊び。紅茶占いはあなたのどんな未来をみせてくれるでしょうか。

◆紅茶占い◆

 茶葉をポットにいれてストレーナーを使わずにカップに注ぐ。お茶を飲み干さずに、ほんの少し残して占いたいことを願いながらカップの中の茶葉をまわして茶葉を均等にいきわたらせる。カップをひっくり返してソーサーの上に伏せて置き少し待つ。ハンドルを持ち上げてカップの中の茶葉が残った場所の記号を読み解き占う。

◆春のテーブルポイント♬

Point1 お庭の花をテーブルに♬

 もともと英国ではティータイムのテーブルの花は作りこんだフラワーアレンジではなく、庭から摘んできたような自然な美しさがよいとされています。春は庭の花が美しい季節。自家製ハーブも一緒に飾って我が家らしさでお客様をお迎えしましょう。

Point2 アンティークの陶器のマーマレードジャーやポット♬

 英国らしさを少しだすならば、アンティークのポットに庭の花を生けるのもかわいい。ガラスの空き瓶やふちがちょっと欠けてしまってティーカップとしてはつかえなくなってしまった物を花瓶の代わりにするのも素敵。

Point3 ガラスを使って軽やかに♬

 冬は皮革や毛糸など温かみのある素材を意識して使いますが、春夏はテーブルに軽やかさも大切。カップがイエローとピンクなので同じくガラスの器もイエローとピンクをミックスしてセッティング。


おおいし・いくこ(Ikuko Oishi)インテリアコーディネーター、食空間プランナー、日本クラブカルチャー講座講師。東京ドームテーブルウェアフェスティバル2019入選、20年2部門で入選&奨励賞受賞。23年2部門で入選&佳作受賞。atelierdeikukonewyork.themedia.jp