源吉兆庵、4月にグランドオープン

五番街に移転し、新店舗

 株式会社源吉兆庵ホールディングス(本社:岡山県岡山市、岡田憲明)は、4月にニューヨーク5番街店をオープンする。その新店舗完成の報道関係者へのお披露目内覧会とテープカットが6日行われた。

 同店は1993年にシンガポールへの出店から海外出店が始まり、現在8か国地域35店舗を展開している。米国には94 年に「U.S.A. K. MINAMOTO CO., INC.」を設立。97 年にはロックフェラーセンター横に旗艦店「ニューヨーク・フィフス・アベニュー店」を出店。2013 年に閉店、「ニューヨークマディソン店」に移転した。新五番街旗艦店は昨年2月に竣工していた。

 同社は「本物の日本の味、文化を世界中に伝えていく」ことをミッションとしている。なかでも「自然シリーズ」は果実の姿・形・味わいをそのまま和菓子に仕立てた代表商品。果実本来の風味を生かして美しく仕上げている。

米国で新登場するチョコレート・スティック・パイ

 五番街の新店1階には新ブランドコーナーの「K.MINAMOTO 5th Avenue New York」が併設される。日本人特有の四季を愛でる繊細な発想と、独自の鮮度を活かした果実菓子製造の技術はそのままに、製法、素材共に、和洋の垣根をいっさい取り払い、新たにオリジナリティ高い魅力的なお菓子「グローバルスイーツ」を世界へ展開していく。乳製品やチョコレートなどを使用した、世界各国で広く受け入れられている洋菓子の風味、食感だけでなく、見た目にも美しくおいしいお菓子創造へK.MINAMOTOは、新時代への挑戦であり世界の吉兆庵として五番街から歩み出す。

 新店舗のロケーションが、五番街の48丁目と49丁目の間という一等地の目抜き通りだけに、日本文化発信の場所としては最適。ビルの2階以上はテナントを募集中だが「茶道やいけばななど、日本文化を体現できる場所として活用できれば嬉しい」(岡田社長)という。テープカットは、リロリダックの七原肇社長、源吉兆庵の店舗設計をするKプランニングの坂田洋社長、アルカリ・イオヴォーノ社代表のエドワード・アルカリ社長が列席した。