三味線の史佳再びカーネギー

ロンカーターがゲスト出演

 新潟とNYを拠点とする三味線プレイヤー史佳(ふみよし)が10月17日(日)午後2時から、2度目となるカーネギーホール公演「ブレイクスルー」を開催する。三味線の代表曲「津軽じょんから節」から「オリジナル曲」まで、伝統を守りつつ、和と洋の新感覚のフュージョンを織り交ぜ、音楽を通した魂の共鳴を届ける。タイトルの「ブレークスルー」はコロナ禍で演奏家として存続の危機に直面した史佳が困難を打破する、常識を突き破るという意味でつけた。エグゼクティブプロデュサーは、前回同様、大坪不動産社長の大坪賢次氏が務める。

 満席のスタンディングオベーションの喝采を浴びた2019年の公演に続き、今回もパーカッショニストの和田啓が参加。スペシャルゲストとして、ジャズ界の巨匠ロン・カーターが出演する。ロン・カーターは1937年ミシガン州生まれ。現代ジャズ界最高峰のアーティストでジャズ・ベースの神様と称される。63年、マイルス・デイビスのクインテットに参加。その後さまざまなバンドに名を連ね、88年と95年にはグラミー賞を受賞している。

 入場料は35ドル(指定席)。要ワクチン接種証明。チケットはカーネギーホールのウェブサイトhttps://www.carnegiehall.org、またはsoundwing28@gmail.comまで。残席わずか。

(写真)Ron Carter by Beti Niemeyer