タローズ折り紙動画、IOCツイッターで話題に

 8日に閉会式を終えた東京オリンピックの開催中に、大会の運営機関である国際オリンピック委員会(IOC)の公式ツイッター(フォロワー数628万人)に、ニューヨークを中心に全米で折り紙の普及活動を行っている「タローズ折り紙スタジオ」の折り紙動画の投稿が話題となり、世界中の多くのフォロワーから反響があった。これは、開催都市である東京にちなんで日本文化を世界へ紹介するという目的でIOCから依頼された「タローズ折り紙スタジオ」が、オリンピック開催期間中、毎日1競技ずつピクトグラムの折り紙動画を作成しIOCの公式ツイッターにアップロードしたもの。バスケットボール、馬術、飛込などのさまざまな競技の折り紙が公開された。折り紙の作り方を紹介する動画を見た世界各国のフォロワーからは「折り紙ってオリンピック競技なの」「早折りが競技になったら面白い」などのコメントが寄せられ、日本文化である「ORIGAMI」を世界へ広く発信するよい機会となった。

 同スタジオは、2019年にIOCの依頼により東京で開催されたオリンピックの1年前イベントでパフォーマンスを行ったこともあり、その時から今年のオリンピック本番にも東京でパフォーマンスを披露し全米にテレビ中継される予定だった。しかしコロナ禍の緊急事態宣言発令中のオリンピック開催という異例の事態により、それも叶わぬものになった。同スタジオ代表で、国際折り紙作家の矢口太郎氏は「ツイッターにアップした折り紙動画はニューヨークで撮影したもの。こういう形でアメリカから日本人として東京オリンピックに貢献できて光栄に思っております」と話している。折り紙動画はIOC公式ツイッター @olympics https://twitter.com/olympics から閲覧できる。