ゴスペル歌手TiAさん、チャンスは自分で掴む

NYエンタメの会で講演

 俳優の大久保全也とダンサーの前澤珠理が主催する「NYエンタメの会」が20日午後7時からグローバルラボで開催された。今回は実力派ゴスペルシンガーTiAさんが米国ツアーの合間をぬって駆けつけた。彼女はニューヨークタイムズ紙の1面に取り上げられたり、「クーリエ・ジャポン」誌の「世界が認めたジャパニーズ6人」として、大谷翔平選手らと共に選出されたりと、圧倒的な歌唱力で数々のコンペティションで優勝を勝ち取ってきた経歴を持つ。
 講演では、ハーレム在住中に悲しみから抜け出すきっかけを与えてくれたゴスペルとの出会い、アメリカ最大級のマクドナルド・ゴスベル・フェス出場時の話を交え『自分らしさを大切にする』気持ち、NYタイムズ1面で取り上げられた時の「自分自身でチャンスを掴む」心構えの大切さなどを伝えた。日々周りで色々な出来事が起こる中で、彼女はプラスの出来事もマイナスの出来事も、出逢った事自体に「感謝」するという。
 最後に、オーガナイザー大久保全也から「これからの野望は?」という質問に、「アメリカでアジア人のGospelシンガーとしてアルバムを出したい」と答え、続いて「それを実現するには多くの障害を乗り越えないといけないのは承知の上で、できる可能性が1%でもあるのならそこに賭けてみたい」と締めくくった。
 TiAは6月5日にソニーミュージックからデビュー15周年のニューアルバム「Miracle」を7年半ぶりにリリースしたばかりだ。(写真・文・植山慎太郎)