大江千里デビューからジャズピアニストまで

40周年記念日米でCDとライブ

NYでのライブは6月11日バードランド・シアターで

 大江千里がポップス歌手としてデビューしてから今年で40周年。その記念の年になるのに合わせ、新アルバム「クラス・オブ・88」をリリースする。アメリカおよび世界の発売は6月30日(日本のみ先行販売で5月24日)。ポップスとジャズの垣根を超えて、80年代から90年代に駆け抜けた盟友とも呼べる楽曲の数々をジャズにアレンジ、今回はトリオ演奏で収録した。2021年7月に発売された「ニューヨークへの手紙」以来約2年ぶりとなるジャズピアニスト転身後8作目のニューアルバムだ。レコーディングは3月6日と7日にブルックリン・バンカースタジオで行われた。タイトルにある88年は大江にとってはシンガーソングライター時代の代表作のひとつである『1234』を発表した年であり、その時代のリスナー達との同窓会という意味も込められている。収録曲は全12曲。うち8曲がセルフカバー曲で、3曲がこのアルバムのために書き下ろされた新曲となる。日本で先行販売されるアルバムには、1曲ボーナストラックが入っている。

 6月11日(日)バードランド劇場で新アルバム「クラス・オブ・88」リリースツアーがキックオフとなる。大江は「長いコロナが終わり、ポップス時代の曲をジャズに変換し、アイデアをいっぱい散りばめた楽しいアルバムを掲げてのトリオライブです。まったくの書き下ろしもあります。ぜひぜひお誘い合わせの上お越しください」とニューヨークのファンに呼びかけている。