パペットアニメ上映 村田朋泰の6作

ジャパンソサエティーで

 アニメーション作家・村田朋泰の作品上映会「村田朋泰:ストップモーション・マスター」が23日(土)午後3時、5時と7時の3回、ジャパン・ソサエティー(JS=東47丁目333番地)で開催される。
 村田は東京藝術大学在学時から日本の伝統芸能でユネスコ無形文化遺産の人形浄瑠璃文楽からインスピレーションを得て、パペット・アニメーションの制作を開始。喜怒哀楽を主に一人で伝える太夫、音楽で心理、緊迫感、雰囲気を描く三味線、頭の角度や手の仕草などで人形に命を吹き込む人形遣いで構成される文楽と同様に、目、耳、肌、空気感で鑑賞する表現方法としてインスタレーションとパペット・アニメーションを用いている。
 上映作品は 文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞受賞の「睡蓮の人」(16分)のほか、傷心のピアニストを描く「朱の路」(14分)、実在した理髪店をモデルにした「家族デッキ」(15分)、東日本大震災をテーマにした「木ノ花ノ咲クヤ森」(11分)と同テーマの「天地」(11分)、同テーマ第3章の「松が枝を結び」(17分)の6作。全作品英語字幕つき。
 入場料は一般14ドル、学生・シニアは11ドル、JS会員は10ドル。チケットは電話212・715・1258、またはオンラインから購入できる。詳細はウェブサイトwww.japansociety.orgを参照。