黒澤明監督の映画「羅生門」(1950年)上映会が、2月1日(水)午後7時から、ジャパン・ソサエティー(JS:東47丁目333番地)で開催される。同作は日本の近代短編小説の父、芥川龍之介の短編小説『藪の中』をベースに、ある男の殺人とその妻への暴行について異なる証言をする4人を印象的な映像とフラッシュバックの巧妙な使い方で見事に描き、日本映画を世界に知らしめるきっかけとなった作品。第12回ベネチア国際映画祭(51年)で金獅子賞を受賞、アカデミー賞で名誉賞を受賞(51年)、美術監督賞(白黒部門、52年)にもノミネートされ、黒澤の代表傑作の一つと言われている。出演は三船敏郎、京マチ子、森雅之ほか。35ミリフィルム、モノクロ、日本語上映・英語字幕付きで上映される。
入場料は一般15ドル、学生・シニア12ドル、JS会員5ドル。チケット・詳細はウェブサイトwww.japansociety.orgを参照。