編集後記

【編集後記】

 みなさん、こんにちは。このたび、本紙「週刊NY生活」は、東京都港区南麻布にある都立中央図書館に閲覧所蔵海外新聞として所蔵されることになりました。同図書館は、1973(昭和48)年に、都立日比谷図書館の蔵書を引き継いで開館し、蔵書数は国内の公立図書館では最大級の約225万冊を所蔵しています。本紙は、すでに国立国会図書館(千代田区永田町)と東京大学の本郷と駒場の両図書館でも閲覧が可能ですが、今回、都立中央図書館で本紙が閲覧可能になったことで、さらに海外と日本の読者の皆様に必要な情報を伝えていくという創刊以来の使命にさらに専念して参る所存です。これからもどうぞよろしくお願いします。今週も息切れするほどの、ダイレクト取材が立て続けに押し寄せ、綱渡りの綱から何度も落ちそうになる醍醐味を味わいました。自分で書いた原稿の誤字脱字はなかなか見つけられないものですが、本紙は1本の原稿に対して8人の編集者の目を通しています。が、それでも見つける場所は人様々。欄外の日付が間違っていたり、号数が間違っていたり、人の指摘で気が付くこと多しですが、国会図書館や都立中央図書館など、なんていうか、絶対にきちんとした書物しか扱わないところに入れていただくことの重責をますます感じてしまいます。独自取材とオリジナル原稿のみで紙面を作る、本当にばかばかしくなるような地べたを這うような紙面は、AIには真似のできないものを作りだす原点なのかなとも思います。ただこの編集後記だけは、誰の校閲の目も通らずに、ただフラフラと世に出ているので、ツッコミ所満載かもです。なので活字にして印刷するのは、恐れ多いのでしばらくは今のスタイルのままでいくつもりです。そうなんです、新聞紙にインクの匂いのする活字が載っかることに畏敬の念をまだ持っている世代なのです。そのうち消えていなくなりますが、もう少しだけ頑張ってみます。それでは皆さんよい週末を。(週刊NY生活発行人兼CEO、三浦良一)