化学者の若きピアニスト

中西聖嗣が29日天理でリサイタル

 ニューヨーク在住のピアニスト、中西聖嗣が29日(土)午後7時から天理文化協会(西13丁目43番地A)でリサイタルを開催する。特別ゲストにピアニストのアルバート・ロトを迎える。当日はプロコフィエフ ピアノソナタ第5番、ブラームス 二台のピアノのためのソナタほかを演奏する。入場料無料(寄付制)。

 中西は、京都市出身。4歳からピアノを始める。第23回宝塚ベガ音楽コンクールに16歳( 最年少)で入選。第2回ヨーロッパ国際ピアノコンクール・イン・ジャパングランプリ、第26回京都芸術祭音楽部門で奨励賞、第49回堺新人演奏会で奨励賞受賞。奈良フィルハーモニー管弦楽団とベートーベンのピアノ協奏曲を共演。これまでに関西各地をはじめ、東京、名古屋、岐阜、台湾、ニューヨークでソロリサイタルに出演。また日本各地で室内楽をはじめとした演奏会の企画や出演などにも力を注いでいる。2019年、奨学金を得て来米。ニューヨーク州立大学パーチェス校の修士課程を修了。現在、スズキ音楽学校、多治比純子主催ARTXUESTなどで後進の育成にもあたりつつ、ピアニストとして広く活動。同時に、京都大学大学院農学研究科博士後期課程で応用生命科学を専攻する化学者という横顔を持つ。音楽と化学。共に「答えが分からないから好き」だという。予約は: https://forms.gle/CE2bk9cMVz6GiSss7