馬場副知事が来米
鈴木市長が説明
原爆投下の被害とセットで平和訴え
(写真上)米国人来場者に長崎について解説する鈴木市長

長崎市は、ニューヨーク・タイムズ紙電子版の2026年に訪れるべき52か所に選定されたことを受け、4月28日午後、ジャパン・ソサエティーで平和と観光の魅力を発信するプロモーションの一環として、観光セミナーをニューヨークで開催した。当日は、馬場裕子長崎県副知事の挨拶・乾杯、鈴木史朗長崎市長によるプレゼンテーションのほか、長崎の観光PR動画が放映された。27日から国連本部で始まった第11回NPT再検討会議に合わせて来米した鈴木市長が、江戸時代に日本で唯一外国との貿易を許されていた出島があり、ポルトガル、オランダなどとの世界の窓口だったこと、キリスト教徒が迫害を受けて隠れキリシタンが多く暮らした歴史、そして、第二次世界大戦では広島と共に原爆投下の被害に遭い7万4000人が亡くなったこと、鈴木市長の父親も被爆したが祖母の手厚い介護によって長生きができたことなどを語りながら、そこから平和の大切さを訴え、長崎が被爆から立ち上がり、1955年に平和の像が建設され、世界平和の象徴として世界にアピールしてきた長崎の姿を動画で紹介した。


鈴木市長は、長崎くんち、長崎ランタンなどの祭り、海底炭田で1974年に閉所になり一夜にして廃墟となった端島(軍艦島)が2009年に観光地となって人気があること、日本3大夜景の都市であること、長崎ちゃんぽん、しっぽく、皿うどん、角煮饅頭、カステラ、長崎ミルクシェイクなどのスイーツまで動画で丁寧に英語で説明、解説した。会場から長崎の一番良いところは何かという質問に「長崎で一番良いのは人です。昔から海外からの文化を受け入れてきた土地柄もあり、人々が優しくて親切です。ぜひいらしてください。長崎で会いましょう」と挨拶した。同日夜には、原爆投下後に活躍した看護婦たちの姿を描いた映画「NAGASAKI」が上映された。会場には映画を見るために大勢のジャパン・ソサエティーの会員が集まり、上映前と上映後には、場外に展示された原爆のパネルに見入っていた。

