安陵さん意識戻る

交通事故重体入院から54日目

家族の祈り届く

手足動き、口を開け簡単な会話

 去る10月24日朝、自転車で出勤途中に交通事故に遭い意識不明で入院していた日本クラブの安陵(やすおか)秀樹総料理長が12月6日、54日ぶりに意識を取り戻した。状態の良い日、悪い日はあるが、回復が目覚ましく、安陵さんは家族の呼びかけにもしっかり反応し、これから回復に向けて頑張って行くことを確認できたという。

 安陵総料理長は伏見工業高(テレビドラマ「スクール・ウォーズ」の元となったラグビー名門高)の出身で、当地の社会人ラグビー同好会ニューヨーク・オール・ジャパンの古参メンバー。支援発起人の同ラグビー同好会会長の菅沼俊哉さんは「先週から意識が戻り、コミュニケーションが取れる状態になりました。目は半分くらい開けることができ、声は出ませんが、口を開けて簡単な会話は可能です。手、脚も動く様になり、病院から簡単なエクササイズを課せられています。 本当に奇跡的です。これから長期の治療に移行して行きます。まだまだ時間がかかると思いますが、良い方向に向かってます。皆様の温かいサポートが、安陵さん、ご家族の力強い支えとなっております。 引き続きよろしくお願いいたします」と話している。

 多大になると予想される医療費のサポートを主とする目的で、事故数日後には、菅沼さんらNYのラグビー同好会の仲間有志が動き、クラウドファンディング(https://gofund.me/495b41c2)を立ち上げ、支援に乗り出しており、12月12日現在494人から総額8万4940ドルが集まっている。

 友人の日本人医師たちも驚く劇的な回復ぶりで「家族と日本から駆けつけている弟さんの献身的な介護と安陵さんの胆力の賜」と話している。安陵さんは、日本クラブには勤続30年程で、クラブの日系企業のパーティーやおせち料理提供での活躍はもとより、コロナ禍では警察や消防士、病院への弁当プロジェクトも行っていただけに事故直後から日本クラブ関係者や米国日本人医師会の関係者らも安陵さんの一日も早い回復を祈っていた。安陵さんメリークリスマス。

■支援ファンド→ https://gofund.me/495b41c2