北米伊藤園 新俳句グランプリ2018

3部門で金・銀・銅9人

川越範子さん 日本語部門
Earl Keenerさん 英語部門
水流カイラーさん 18歳未満部門

日本クラブで表彰式

北米伊藤園新俳句グランプリ2018の表彰式が12月14日、日本クラブで開催され、3部門(日本語俳句、英語俳句、18歳未満部門)の金・銀・銅賞と、学校賞が発表された。金賞は、川越範子さん、アール・キーナーさん、水流(つる)カイラーさん、銀賞は、市川泰子さん、ガーリー・ガイさん、中島瑞貴さん、銅賞は、アチュートパンダさん、フアンラナさん、プリス・キャンベルさん。受賞者には、表彰状と副賞のアマゾンエコー、伊藤園お茶ボトルケースが贈られた。
学校賞は、12句がセミファイナリストに選ばれたボストン日本語学校に贈られた。
特別協賛の北米伊藤園エグゼクティブ・バイス・プレジデントのロナ・ティソンさんは、「日本では伊藤園のお茶と俳句は密接な関係。米国でのグランプリは8年目だが、今後もっと広めていきたい」と挨拶、各審査員が講評を話した。
日本語部門は、「年末年始に古暦の余白を見ながら、いろいろあったなあと過ぎ去った日々に思いを巡らせて詠んだ」(川越さん)、「娘が大学の寮に移り、彼女の住んでいない部屋にふと入って感じた思いを歌った」(市川さん)など欠席者からは挨拶文が寄せられ、銅賞のアチュートさんは、「湖面に投げた小石の波紋のように俳句愛好家が大きく大きく世界中に広がってゆくことを夢に見ております」と英語で挨拶した。
英語部門受賞者3人は欠席で、「天から降る雪の神聖さ。母親がよく美しすぎて歩けないと言っていた思い出」(キーナーさん)、「この世にあるすべての命への賛歌」(ガイさん)、「早朝、サボテンの花から飛び立つ蜂を見るのが楽しみになった」(キャンベルさん)などの挨拶文が寄せられた。
18歳未満部門の3人も欠席で、「先生から直接的な言葉をなるべく使わずと言われ、目を閉じてハロウィーンの夜を想像して書いた」(水流さん)、「忙しそうに蜜を集めるハチたちをみた時のこと」(中島さん)「長い吹雪の後、町が白で覆われ静かな様子を書いた」(フアンさん)との挨拶文が寄せられた。フアンさんの代理で担任のブロック由利子教諭が出席した。
本グランプリは、2018年1月から10月まで実施、毎月各部門7句ずつセミファイナリストを選び、その中から受賞者を決定した。総計1110句(日本語178、英語251、18歳未満681)の応募があった。
表彰式後には、俳人の大高翔さんが「席題句会」を主催した。1枚の絵を観て、俳句をつくるという趣向で、受賞者の家族やグランプリ関係者、常連セミファイナリストらが、好きな句を選んで評し合い、和やかに俳句の世界を楽しんだ。

金賞 日本語部門

余白にも 苦楽の日々の 古暦
ー 川越範子 PA州

 

 

金賞 英語部門

walking on new snow
as if I were the guest
of honor
ー Earl Keener, WV
(厳かに主賓のように踏む新雪)

金賞 18歳未満部門

くりぬいた かぼちゃが照らす 帰り道
ー 水流カイラー(サンアントニオ日本語補習校5年、11歳)TX州