撮る追う 

本紙に見る2018 10大ニュース

 2018年もまもなく終わる。来年5月には平成から新しい元号に変わる。時代の節目に本紙の記者やカメラマンが現場取材で書いた記事から10大ニュースを拾った。トランプ政権誕生から1年を迎えた1月20日、ニューヨークでウィメンズマーチが開催された。コロンバスサークルはトランプ大統領の移民、LGBT、女性の権利に対する考えを批判するプラカードであふれた。
 米国市民の自由を守るために尽力した日系人のフレッド・コレマツ氏(1919〜2005)を讃え、氏の誕生日である1月30日を「市民の自由と憲法を遵守するフレッド・コレマツの日」として制定。俳壇・歌壇の登竜門とされる第63回角川俳句賞にニューヨーク在住の月野ぽぽなさんが受賞する朗報も。夏にはニュージャージー州フォートリーのマーク・ソコリッチ区長が、韓国系米国人と慰安婦碑の除幕式に参列した。9月8日に行われたテニスの全米オープン女子シングルス決勝表彰台で優勝したのに「勝ってごめんなさい」と言った大坂の言葉に意見が分かれた。ニュースが時代を作る。(5面に本紙の10大ニュース)