禁酒法時代後で初、ウイスキー蒸留所に

 禁酒法時代以降でマンハッタンでは初めてのウイスキー蒸留所がノーホー地区に開業した。 

 同グレート・ジョーンズ蒸留酒製造社は、テキーラのホセ・クエルボで知られるプロキシモ・スピリッツ社が運営する。同蒸留所(ブロードウエー686番地)のビルは、実際、禁酒法時代に建てられたという。マンハッタンの地ウイスキーと誇るバーボン・ウィスキー、グレイン・バーボン、ライ・ウイスキーの3製品はすべて、NY州オレンジ郡南部の肥沃な黒土で育てられた穀物を100%原料としている。 

 敷地面積2万8000平方フィートの同蒸留所では、過去6年間にわたり蒸留が続けられており、今後は見学ツアーや試飲、バーやレストランの提供を行う。ウイスキー以外では、マンハッタンでは2018年にチェルシーでウォッカの蒸留所が開業し、ブルックリンには、キングス・カウンティ・ディスティラリーなどすでに世界的にも知られる複数の蒸留酒製造社が拠点としている。