日本人の犯罪被害状況、NY総領事館が事例発表

 NY日本総領事館は10日、在留邦人が犯罪被害に遭った事例を発表し、注意を促している。未遂を含む同館管轄地域内でNY総領事館に報告のあったものを紹介している。▽4月下旬、夕方タイムズスクエア駅の階段を降りていた女性が、突然、女5〜6人に背後から押された。一緒にいた友人が女達に注意したところ、無言で立ち去っていった。▽4月下旬、夕方フィラデルフィア市地下鉄Market-Frankford線15番街で降車した女性とその子供2人が、ホームにいた男4人から突然「ここから出ていけ」と暴言を吐かれ、菓子袋及びペットボトルに入った牛乳を投げつけられた後、男達は早口で罵り、立ち去っていった。▽6月上旬の夕方、ニューヨーク市内マンハッタンの11番街44丁目付近を歩行中の女性が、付近を徘徊していた女を追い越した際、その女に突然背後から髪を引っ張られ、地面に突き飛ばされて後頭部を殴打された。周囲の人が警察へ通報してくれたが、警察が到着するまでの間、女は信号待ちの車のボンネットに乗っかるなど不審な行動を続け、警察に身柄を拘束された。