復活の花火

独立とコロナ解放祝う

 1976年アメリカ独立記念日の200周年記念として始まったメーシーズ独立記念日花火大会は今年で第45回目を迎えた。

 2020年は人が密集しないよう打ち上げ場所を数か所考案、数日に分けて行われたが、今年は例年のような形でミッドタウン東側のイーストリバーで開催。

大きく打ち上げられる花火とマンハッタンを一緒に観ようと多くの見物客がクイーンズ区のロングアイランド・シティーにあるリバーサイドパークに詰めかけた。

 午後9時25分、1発目の花火が打ち上がると待ちに待ったとばかりにあちらこちらで歓声が上がった。家族で抱き合うグループ、嬉し涙を流す女性、キスをするカップルなどそれぞれ思い思いの表現で6万5000発の夏の夜空の祭典「NY復活の瞬間」を祝福した。 (写真・植山慎太郎)