米倉涼子NYに帰る

ミュージカル「CHICAGO」
3度目のブロードウェー開幕

 1日、女優、米倉涼子がニューヨークに帰ってきた。ミュージカル「CHICAGO」にロキシー役で3度目となるブロードウェーの舞台に立った。
劇場入口では「米倉涼子、ブロードウェーに舞い戻る」と英語で書かれたビルボードが観客の目を引きつける。さらには劇場で配布されるプログラムには「世界中で成功を収めたCHICAGOは日本のスーパースターのリョウコ・ヨネクラを歓迎する。観客を魅了するんだリョウコ!」と激励のメッセージが添えられていた。
 初日を終えた米倉涼子は、「キャストがウェルカムで迎えてくださり、いつでも力になるからと言ってくれて、本当に素敵なカンパニー」と話し、ブロードウェーに帰ってきた実感を噛み締めていた。「2012年、2017年の時とは違う緊張感があって、いろいろな想いが今回はあった。CHICAGOとずっと関わっていたい。(同役を演じて)10年以上経っているが、それだけの歳月を使って役を深く知ることができ、演じることが楽しくなってきている。私にとってCHICAGOはミュージカルの中で一番好きな作品であり、夢でもあり、今日は舞台に立てて本当にうれしい」と感想を述べた。
 コンビを組むヴェルマ役のアムラ=フェイ・ライトは米倉について「CHICAGOは人生を映し出す鏡のようなもの。毎回彼女が来るたびに良い意味で変わっていっている。自分の個性を反映させた役作りをしていて、面白くて、我慢強く、そしてにじみ出る優しさが生かされている。年齢を重ね、人生経験を積み、それも活かされて進化している」とコメントした。
ブロードウェーでの出演は14日まで16ステージ続く。
 その後、8月から日本公演があり、8月1日から8月4日まで大阪オリックス劇場、8月7日から18日まで東京東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ11階)。
公式ホームページ www.chicago2019.jp

CD世界デビュー

 劇中の名曲「ロキシー」の録音にも挑み、26日、世界デビューを果たす。また同曲は来日ツアーに合わせて再発売される日本盤CDのボーナス・トラックとしても収録されることが発表された。