日米関係は密接な絆

森大使が米紙に投稿

 ニューヨーク総領事の森美樹夫大使(=写真右)が、地元紙ニューヨーク・デイリー・ニュースに「ニューヨーク市と日本の古い歴史、米国と東アジアの島国の深い絆」と題する意見投稿をした。掲載されたのは、ジャパン・パレード前日の5月12日付の印刷版と電子版。この中で、2023年ワールド・ベースボール・クラシック優勝決定戦の大谷翔平選手とマイク・トラウト選手との対決に触れ、「この試合が忘れられない試合であり、日米両国民の私たちが共有している多くの文化的側面を思い出させてくれた」とし、「スポーツは日米の架け橋であり、特にここニューヨークではその傾向が顕著」な例としてブロンクスにはヤンキースのスーパースター松井秀喜、クイーンズにはメッツのエース投手千賀滉大、ブルックリンにはネッツのシャープシューター渡辺雄太、マンハッタンにはニックスのアシスタントコーチ吉本大輔など、伝説の日本人スポーツ選手を受け入れてきた街であると述べた。また米国における日本製アニメの人気や、日本にも負けないほどのクオリティを誇るラーメン店、ブルックリン植物園の日本庭園、日本製の地下鉄車両などを引き合いに出し、「時として当たり前と思われたり、まったく気づかれなかったりすることがあるが、米国、ニューヨーク市民の日常生活の中に、日本との密接な結びつきがあることを思い出してほしい」と述べ、5月には広島で開催されたG7サミットで議長国を務めたこと、第2回のジャパン・パレードを紹介し、「日本語の授業に参加したり、日本の趣味を始めたり、日本人の友人を作ったり、あるいは日本へ旅行して思い出に残るような旅をしてほしい」と呼びかけた。

https://www.nydailynews.com/opinion/ny-oped-nyc-and-japan-go-way-back-20230512-jq3u66h3e5h6fmvjajbpvdhaly-story.html