平和の鐘に寄付

「国際社会に平和の音」
川村国連大使が事務次長に

 国際連合日本政府代表部の川村泰久大使は17日、ジャン・ビーグル国連事務次長(マネジメント等担当)を訪ね、平和の鐘のために寄付を手渡した。やりとりは次の通り。
 川村大使「先月ニューヨークに在住する日本人の有識者の方々に国連の活動について講演する機会があった。その際、同会の善意のお気持ちを受けて、私より国連の平和の鐘の維持管理基金に献金することをお約束した。今日は小切手を持ってきたのでお渡しする。平和の鐘は、日本が国連に加盟する前の1954年、故中川千代治氏が平和を祈念して世界のコインを集めて鐘を鋳造、国連本部に寄贈したものである。毎年国連総会の開かれる9月下旬,事務総長が鐘を鳴らす慣例になっている。平和の鐘は、平和を希求する日本と国連を一体に結びつける象徴的なものであり、日本人全てにとって貴重な国連の資産である。ついてはこの鐘を次の世代につないで行けるようこの基金を活用されるようお願いしたい」
 ビーグル事務次長「通常自分のところにはお金を使わせてほしいと言う外交官ばかりが訪ねて来るが,川村大使は国連にお金を寄付するために来訪されたので今日はとても歓迎すべき日である(笑)。平和の鐘を毎年事務総長が鳴らすことは国連内ではよく知られている。この鐘は国際社会全体に平和の音を響かせる貴重な存在。いただいた小切手は直ちに基金に入金し、大切に使わせていただく。心から御礼申し上げる」
 川村大使は、さる5月16日にニューヨーク倫理友の会(リンゼイ芥川笑子理事長)主催の春のランチョンに講師として招かれ講演している。