海上保安庁練習船こじまNY寄港

海の男笑顔に

 海上保安庁の練習船こじま(戸ノ崎博宣船長、2950トン、乗員87名)が世界一周航海で5か国を訪問中だが、2日、第2の寄港地ニューヨークに来航した。海上保安大学校をこの春卒業した幹部候補の練習生43人を乗せ8月4日まで101日間の訓練航海を続けている。
 真っ黒に日焼けした練習生たちは、米沿岸警備隊(コーストガード)の幹部ら招待客を艦上で歓迎し、船上では、剣道や茶道、書道や応援団などのデモンストレーションを披露、日米190人余りの招待客は、練習生たちが手作りしたおにぎりのような大きなシャリの握り寿司をほおばって海の男たちの眩しい笑顔のもてなしを受けた。
 練習生の島野凛久さん(22)は「サンフランシスコを出て19日ぶり、久しぶりの陸地でニューヨークの人もご飯もすべていい。華やかでいい街です」と語り、高木将悟さん(24)も「早く明日の休日が待ち遠しい。マンハッタンの方に行ってみたい」と日焼けした顔をほころばせていた。(関連記事5面に)