コーヒーの美味しい淹れ方を伝授

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JAAヘルスセミナーで中塚さん

 ニューヨーク日系人会(JAA)主催第16回春のヘルスフェアで、NY日系ライオンズクラブが企画したプログラム「ライオンズ大学:大人の教養講座シリーズ」第8弾がYouTubeで公開されている。各講師30分程度の凝縮セミナー。期間中何度でも自由に視聴できる。第4回目の今週号では中塚茂次氏(コーヒー関連器具開発者)が「コーヒーは生鮮食品!コーヒーのプロがその魅力と美味しい淹れ方」を解説している。

 最近の傾向として世界中で、美味しいコーヒーを愛する人口が増えている。家庭で楽しむ味わい深いスペシャルティーコーヒーの需要がコロナ禍以降増加した。コーヒーは生鮮食品なので、お近くの焙煎店で、コーヒー豆を買ってきて、自宅でコーヒーミルで豆を挽いて楽しんでほしい。豆は煎り具合によって浅煎り、中煎り、中深煎りがあり、浅く煎るほど酸味が強くなる。それを最近はフレーバーと呼ぶようになっているようだ。好みの問題なので自分の好きな煎り方のブレンドで楽しんでください。豆の量は、130ccのコーヒーカップ一杯で10グラム。150ccだと12グラム、アメリカのマグカップなら200ccくらいで15グラムが目安。豆は中挽きと粗挽きの間がちょうど良い。

 コーヒーを抽出する方法は、ハンドドリップ、サイフォン、エアプレス、エスプレッソなど色々あり、自分の好みで淹れるのがベストだが、今回は、ドリッパーを使った美味しいコーヒーの淹れ方をご紹介する。台形型のドリッパーから円錐形のものに最近はトレンドが移行しているが、真ん中に熱いお湯を注ぐ基本に変わりはない。カップなどの器材を予めお湯を注いで温めておくこと。お湯を中心から注いで膨れたコーヒーのドームの中でお湯をかくはんさせる「透過法」とひたひたにお湯を注ぐ「浸漬法」があるが、コーヒーのプロとしては「透過法」をお勧めする。ぜひ試してみて、コーヒーの本場、アメリカで、楽しいコーヒーライフをお楽しみください。動画はこちらから。