投函は隙間からほぼ1通ずつ

 ニューヨーク市と近郊米東海岸都市部の郵便ポストが、投函口の狭い新型に置き換えられている。ハンドルを引いて開いた口から郵便物を投げ入れる従来型から、封筒が数通だけ辛うじて差し込める程度のスロット型に。
 これは、ニューヨーク市ブロンクスで多発している郵便物盗難事件の対抗手段として米郵政公社が打ち出したもので、8月までにマンハッタンとブロンクスの約7000か所に設置された郵便ポストがこの新型に取って替わられる。郵便窃盗は、同市で昨年3000件が発生しており、小切手やギフト券、個人情報などが盗まれている。