編集後記 2月1日号

みなさん、こんにちは。世界保健機関(WHO)が本日30日、中国で感染が広がっている新型コロナウイルスへの対応に関する3回目の緊急委員会を開催し、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」(PHEIC)に該当すると宣言しました。ニューヨーク市5区の中でもアジア系住民が多いクイーンズ区のフラシングに一昨日マスク着用で取材で行ってきましたが、往来する人々にマスク姿が多い。若者だけでなく中高年の男女もマスク顔が多かったです。「外出する時はマスクをしていたら安心?」と聞くと交差点で信号待ちの女子学生が目だけこちらに向けてうなずいてくれました。米国ではマスクは工事現場の作業員か「私は重病人」と自ら宣言しているかのように怪訝な目で見られることが多く「予防」のためという意識がないのですが、今回ばかりは、人目はばからずマスクをしている人が多いです。もっともアジア人ばかりでしたが。ドラッグストアでは売り切れの店もあるようです。それと、あまり報道されてませんが、アメリカでのインフルエンザ感染の1月18日付けの状況を疾病管理予防センター(CDC)が発表しています。それによると、2019-2020年シーズンのインフルエンザ感染者は1500万人以上、入院患者は140,000人、死者は8,200人以上と推定されています。これには子ども27人が含まれています。こっちの方も心配です。いずれにしてもマスクは有効かと。この時期に風邪などひいて熱を出して咳などゴホゴホとだしませんように。それでは、みなさんよい週末を。(「週刊NY生活」発行人兼CEO三浦良一)TV