日本の伝統的テキスタイル

NYで披露し商談会も開催

23日にSAKURAコレクションをコンベンションセンターで、商談会をザ・ピエール・ホテルで

田畑代表理事

 国境を越えたコラボレーションを通じて、若手クリエーターの育成、地域の活性化、文化・経済交流の促進を目指す一般社団法人 SAKURA COLLECTION(代表理事:田畑則子、所在地:東京都品川区)は、日本の伝統的な生地の美しさと多様性を紹介する2つのイベントをNYで開催する。

 1つ目は、1月22日から24日までジャビッツ・センター(11番街429番地)にて、アパレル生地のバイヤーや専門家を対象としたアメリカ東海岸最大級のソーシングイベント「Texworld New York City 2024」 へ出展し日本の伝統素材を展示する。尾州ウール、小千谷縮、佐野藍、遠州綿紬、大島紬、京都紋付など、日本を代表する12の産地からそれぞれの歴史や技法、魅力を持つ生地を紹介する。また、23日(火)午後4時からは「SAKURA COLLECTION Fashion Design Award 2024 」も行われる。今回のテーマ素材は、創業110年の織物企業・株式会社やまだ織(本社:新潟県南魚沼市)の絹織物「夏塩沢」と、株式会社ヤマサワプレス(本社:東京都足立区)が手掛けるアップサイクルデニム「One-o-Five」。これらの素材からインスピレーションを受けたデザインが、ヨーロッパ、アメリカ、アジア、中東、アフリカなど、世界28か国のファッションデザイナーから180点ほど集まった。オリジナリティ、創造性、技術性、日本のテキスタイルとの調和などの観点を重視して選ばれた10人のファイナリストがファッションショー形式で発表し、審査員による選考を経て、優勝者が決定する。 

 2つ目は、2月6日と7日の2日間、5 つ星ホテルのザ・ピエール(東61丁目2番地)にて展示商談会を開催。主要なファッション・ウィークの常連であり、一流ファッション誌や協会が絶賛する Florania(イタリア)や DZHUS(ウクライナ)、Elohim By Sabrina Goh(シンガポール)などの世界的デザイナーが、小千谷縮、佐野藍、濱松丸邊デニム、尾州ウールなど、伝統的な生地を使った作品を発表する。問い合わせはEメールsakura@sakuracollection.com まで。詳細はウェブサイトhttp://www.sakuracollection.com