メジャーリーガーにも脳トレ瞑想を指導

株式会社WINZONE代表

兼下 真由子さん

 2021年に日本で誕生し、今やメジャーリーガーやサッカー日本代表選手など多数のアスリートやアーティスト、主婦、ビジネスマンまで自身の能力を高める脳神経トレーニングメソッド「WINメディテーション」を考案した。1回5分、思い立った時にできるのが特徴で、一流アスリートたちに支持されている理由について、兼下さんはこう語る。「脳神経に有効であると実証されたエビデンスのある手法のみ採用しており、脳を鍛えられるからです。WINメディテーションは脳の前頭前野を活性化させ、大脳辺縁系の活動を抑制。また海馬の密度も高まります」と。  恒常性ホルモン、ホメオスタシスの作用を瞑想により底上げすることで、自己実現の可能性を高めることに着目したメソッドだ。同ホルモンは、人間が、身体の外から受ける環境や内部の変化にかかわらず、身体の体温・血糖・免疫状態を一定に保つ働きをする。 優れたアスリートがイメージトレーニングという手法で自己実現と成功を導くといった話をよく耳にするが、「実際に自分の求める目標以上の、到底達成できないような不可能に近い高い目標をイメージすることで、いわば自分の脳を錯覚させて、ホメオスタシスの作用を目標に近い自分の姿の方にシフトさせ、集中力を高めることができるんです」と説明する。

 兼下さんは19歳の時に日本テレビ系オーディション番組『歌スタ』に合格しソロメジャーデビュー。吉本興業に所属し、2枚のシングルを発売。TVタイアップやCM、雑誌、ラジオレギュラーなど、メディア出演を数万件以上経験した。 

 自身のメンタルマネジメントの一環として10年以上、日課としてヨガに取り組む中で、 更に学びを深めたいと2016年渡米。NYで『ゼロトレ』考案者の石村友見氏に師事し、全米ヨガアライアンスの講師資格を取得。帰国後、講師の育成やアスリートメンタルサポートを日本だけに留まらずアメリカやヨーロッパでも行うなど、パフォーマンスUPに特化したメディテーションメソッド提供に励んでいる。今月5日、NY初のセッションをマンハッタンで開催した。オンラインパーソナルセッションの申し込みはホームページから可能でNYからも受講でき、来年5月に本格的にNY上陸を計画中だ。

(三浦良一記者、写真撮影・根尾ゆうき)

https://www.win-zone.co.jp