祝令和「天皇シリーズ」

Reigakusha©Taira

ジャパン・ソサエティーで来年6月まで

雅楽の伶楽舎公演
小泉八雲「怪談」朗読

Photo by © Takashima Toshinobu
From left-to-right: Shiro Sano, Kyoji Yamamoto

 令和時代の始まりを祝した「天皇シリーズ」の舞台芸術が今月から来年6月まで、ジャパン・ソサエティー(JS=東47丁目333番地)で上演される。皇室の保護の下に伝承されてきた雅楽・舞楽のコンサートを皮切りに、大正天皇即位を祝って創られた新作能「大典」の公演、神道を切り口にした小泉八雲の「怪談」など、天皇をめぐる文化に関連したシリーズ。
 第1弾となる雅楽コンサート「祝賀の雅楽・舞楽と現代雅楽」は21日(土)午後2時30分と7時30分(完売)からの2回。雅楽演奏グループの伶楽舎が海外では稀なフルスケールの雅楽オーケストラで演奏する。 
 第2弾は10月24日(木)午後7時30分から朗読&音楽、小泉八雲朗読のしらべ「怪談 – 恐怖の底より聞こえる救いの叫び声」。出演は俳優の佐野史郎と、ギタリストの山本恭司。ふたりが2007年から続けている朗読とライブ音楽シリーズの北米初公演。10月のハロウィーンにちなみ、怪談から「おしどり」や「かけひき」など4作を上演。また、小泉八雲の曽孫で民俗学者の小泉凡が八雲の日本観などについて解説する。
 問い合わせは電話212・715・1258まで。各チケット購入や10月以降のスケジュールなど公演の詳細はウェブサイトwww.JapanSociety.org/performingartsを参照。