コンクリート建築、沖縄の建築を語る

JSで30日

 ジャパン・ソサエティーは30日(水)午後7時から、オンライントーク「コンクリートの楽園・沖縄」を開催する。1972年の沖縄返還から今年で50周年、戦後沖縄に上陸した建築の新潮流・ブルータリズムを紹介する。

 むき出しのコンクリートが特徴のブルータリズムは厳しい気候条件への耐性が強い建築様式だが、それが季節性の台風被害が多い沖縄のニーズに合致し隆盛したことはあまり知られていない。また、建材としてのコンクリートの再利用の可能性や耐用年数などサステイナビリティの観点から検証し、長期的な広範な普及による環境負担も考察する。スピーカーは、日本のブルータリスト建築を撮影する写真家のポール・タレット氏、建築史・建築理論を教える助教授兼プログラムコーディネーターとしてヒューストン大学のジェラルドDハインズ建築デザイン大学に勤務するマイケル・クボ氏を迎える。セミナーの言語は英語。

 参加費は任意料金制(要事前登録)。登録・詳細はウェブサイトhttps://www.japansociety.org/arts-and-culture/talks/okinawan-brutalist-architectureを参照する。