第701/2018年11月10日号

みなさん、こんにちは。米中間選挙も終わり、議会は上院と下院でねじれ現象になって、これからはトランプ大統領の思うがままの政策断行に民主党の歯止めががっちりとかかりそうです。今週号で、武藤芳治さんが「視座点描」で解説してくれていますが、今回の選挙は民主党にとっての実質的な勝利といってもよい結果でした。つまり「下院で多数派の民主党が、すべての委員会を掌握することになり、ロシア疑惑から利益相反事案、違憲行為まで、民主党はトランプ大統領に関して、召喚状を出したり、公聴会を開いたり、なんでも強制捜査できるようになた。2年間かけても提出が実現しなかった大統領の納税証明書も小一時間で引き出してこれる」ということです。早速、トランプ大統領はロシア疑惑逃れへ先手を打って、司法長官を更迭しました。民主党は追求を強めていく意向です。トランプ大統領が移民政策、経済政策で独断先行のポリシーを貫き続けてきた政策も「下院民主頼み」が効くシステムになってきたのは、共和党よりも民主党にパイプの強い日本にとっては持ち駒が増えたといえそうです。さて週刊NY生活、今週号からウェブサイトを刷新しました。「週刊NY生活ウェブ版」として、コンテンツをさらに読み易く、内容がストレートに伝わるレイアウトになりました。紙面そのままのレイアウトのデジタル版もスマホでシャカシャカ読めるようPDF版内蔵になりました。今週号は「工事中」となる予定でしたが、デザイナーが頑張ってくれて、今週号で間に合いました。新しく、アーティストの作品などもNY発で紹介していく「週刊NY生活ギャラリー」も新設しました。個展などをNYでされるアーティストたちの作品発表の場としても今後稼動させていきますので、ご期待ください。新しくなったウェブ版をぜひお楽しみください。それではみなさん、よい週末を。(「週刊NY生活」発行人兼CEO三浦良一)